『我が良き友よ』

2020年06月20日

♫ 下駄をならして奴が来る

  腰にてぬぐいぶらさげて

  学生服にしみこんだ

  男の匂いがやってくる ♫


今は亡き かまやつひろしさんの 1975年のヒット曲

『我が良き友よ』

作詞・作曲は吉田拓郎さんです



「下駄」に「手ぬぐい」って いつの時代なんだよ

と思われる方も少なくないと思います


この歌がヒットした4年後 私は高校に入学しました

その高校には 高校の校章が焼き印された下駄がありました

校内の売店には 校訓が印刷された手ぬぐいも売られていました

あまりにうるさいので 下駄での通学は校則で禁止されていましたが(笑)


一方 バイクに乗ることは禁止されておらず

原付ですが 私を含め多くの生徒がバイクに乗っていました

ギターも流行っていて かなりの生徒は弾いてました


バイクに乗ってギター弾いてる連中が 

甲子園の地区大会のときになると

下駄の鼻緒に手ぬぐいを通して腕にくくりつけ

バイクに乗って球場まで応援に駆けつけます


バイクを降りると 下駄に履き替え メットを脱いで『破帽』をかぶり

手ぬぐいを首にかけ カランコロンと下駄を響かせ歩いていきます


「虹とスニーカーの頃」をギターで弾きながら

「下駄と手ぬぐいの頃」を過ごしていた高校時代でした


40年も前の話ですが 40年前にはそういう世界もあったんですよね


♫ 古き時代と人が言う

  今も昔と俺は言う

  バンカラなどと口走る

  古き言葉と悔やみつつ ♫


めったにカラオケなどは行きませんが

「勝手にシンドバット」とこの曲はよく歌ます



ということで 今日はここまで