『すばらしい記事』

2020年06月11日

昨日(6月10日付)の信濃毎日新聞 1面トップ

『障がい者統計ずさん処理』

とてもすばらしい記事だと思いました




「問題発見能力」「問題解決能力」といった能力の重要性が言われて久しいですが

これらの能力の根底にあるものは『インスピレーション』と『論証』に他ならないと思います


まずは直感的に「何かおかしい」と感じること そしてその原因を論理的に探り出すこと

「学問」でも「ビジネス」でも「スポーツ」でも共通することだと思います


冒頭の記事ですが 問題となっっている『統計』を「おかしい」と感じることができた

端緒は自分自身で気づいたものでも 第三者に指摘されたものでもかまいません

その『統計』を自分自身が「おかしい」と感じたところから始まります


さらにその「おかしい」を そのまま放置せず原因を突き止めようとする姿勢

その行動力がまたすばらしい


記事の内容から この問題は次のような問題を内包しているかもしれません

①県に無駄な「仕事のための仕事」が存在し そこに人件費が支出されている
 
②『障がい者支援』に関する縦割り行政が存在し 支援の妨げになっている

さらなる究明が求められます


この記事は 正直「派手さ」はありません(←失礼m(_ _)m)

しかし マスメディアが果たすべき役割が十分見て取れます

記事を読んでうれしくなりました


さらにこの記事を 一面トップにもってこられた編成 すばらしいです


誤解を恐れずに言うならば

マスメディアの矜持は 『地方紙』にかかっているのかもしれません



ということで 今日はここまで