『さぁ 乗り越えようか (^O^)/』
2020年06月09日
♫ 今が過去になる前に 俺たち走り出そう ♫

甲斐バンド『HERO』の一節です
サビ前のこのフレーズが妙に記憶に残っています
ーーーーーーーーキリトリーーーーーーーーー
小学6年生の次男坊が 社会の「歴史編」の教科書を持っていました
その教科書の最後のところには 2011年の「東日本大震災」が記されていました
随分昔の話ですが 小さい頃テレビで大騒ぎしていた「オイルショック」が歴史の教科書に載っているのを知ったときには こちらがショックを受けました
「今」は次の瞬間には「過去」になり 一定期間が経つと自動的に『歴史』になっていくだけなんでしょうか
私は ある出来事が『歴史』かどうかというのは 人によって違うと思っています
つまり 人が実際に経験し記憶に刻まれていることは その人にとってはまだ『歴史』にはなっていないということです
「私が覚えていること」は 私が生きている限り 私の中では『歴史』にはならない そう思っています
『思い出』は『歴史』にはならないんですね
ーーーーーーーーーキリトリーーーーーーーーーー
音楽に「新しい」も「古い」もないという話がありました 私も同感です
よく考えると それは「音楽」だけではなく、「絵画」も「映画」も「小説」も 時を超えて私たちが実感できるもの
今さら気づいた自分が恥ずかしいのですが
『芸術』は『歴史』にならないんですね
ーーーーーーーーーーキリトリーーーーーーーーー
そう考えると 私たちが経験していないこと いま実感できないこと
そして伝えなければならないこと それが『歴史』なんでしょうか
国土が焦土と化した「敗戦」
原油価格が2.5倍になった「オイルショック」
1ドル=240円が1ドル=120円に跳ね上がった「プラザ合意」
株価・地価が大暴落した「バブルの崩壊」
金融機関の破綻・統廃合が続出した「金融危機」
アメリカのサブプライムローンが世界中にばらまかれた「リーマンショック」
若い世代の人たちには これらのほとんどが『歴史』になっているかもしれません
しかし 私たちは間違いなくこれらの困難を乗り切って 今ここにいるのです
「いったいどうなるんだ」「先が見えない」と言いながらも 今ここにいるのです
今回の「新型コロナウィルス」も 乗り越えられないはずがありません
そのことを『歴史』は教えてくれています

♫ HERO ヒーローになる時 Ah Ha それは今 ♫
ということで 今日はここまで