『予定変更で「仮平均」』
トップ・ナガブロガーのADF☆社長さん が
仕事が忙しすぎてなかなか行けないようですので
昨日『戸隠の奥社』に行ってまいりました( ̄▽ ̄)
今日はそのネタの予定だったのですが
ナガブロガーみなとさんのブログに中途半端なコメントを書いてしまいましたので
責任をもって少ししっかりとした話を書いておきます
関心のない方は無視してください←当たり前か
ーーーーーーーーーーキリトリーーーーーーーーーー
そもそも「仮平均」はデータの値が大きい場合や複雑な場合に 計算を簡略化するのに有効です
ですから元のデータの値が小さければ わざわざ「仮平均」を用いる必要はなく むしろ2度手間になってしまいます
例えば 5人の身長(cm)が158,169,175,181,172 だとした場合
平均を求めると (158+169+175+181+172)/5=855/5=171 ということになります
これを簡単に計算するために 「仮の平均」を例えば170と設定します
仮平均はいくつに設定してもかまいませんが 計算しやすい値にするのが普通です(計算を簡略化するためのものですから)
この仮平均との差を計算すると 先の身長の平均も
{(-12)+(-1)+5+11+2}/5=+1
これを仮平均に加え170+(+1)=171 とできます
ーーーーーーーーーーキリトリーーーーーーーーーー
近年 小・中・高の数学で「資料の活用」「データの分析」が重要視されています
今回の学習指導要領の改訂でも 高校の「箱ひげ図」が中学に 中学の「中央値・最頻値」が小学校に前倒しされています
細かいところでは「センター試験」では第5問だった『確率統計』が 共通テストでは第3問に格上げされています(笑)
そして「仮平均」の考え方は 高校での「数学Ⅰ データの分析」での『数量の変換』や「数学B 確率統計」で正規分布を標準正規分布に『標準化』するのにつながっていきます
「数Bの『確率統計』なんてやらないよ~」という人がいたらちょっと情報不足でしょう
高校生は数Bの「ベクトル」「数列」が苦手で一部の進学校では『確率統計』の選択を勧めているところもあります
少なくとも 先々大学受験まで視野に入れている生徒さんには「仮平均」に慣れておいてもらうと 後の概念の理解が容易になると思います
たかが「仮平均」ですが されど「仮平均」といったところでしょうか
要らぬお世話で 余計なことを長々と申し訳ございませんでした
ということで 今日はここまで
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