『ハラスメントのインフレ化』

KEATON2

2020年11月10日 12:15

『ハラスメント』とは 相手の意に反する行為によって不快な感情を抱かせることであり「嫌がらせ」や「いじめ」を意味しています


「セクハラ」や「パワハラ」などは完全に日常語になっていますし 「マタハラ」(マタニティ・ハラスメント)あたりもかなり浸透しています


ただ最近 何でも「ハラスメント」にしてしまう風潮もあります

例えば「ヌーハラ」(ヌードル・ハラスメント)
麺類などをすする音に不快感を感じる人がいるので そういった人に対して「すする音」がハラスメントにあたるというものです

直近では 『鬼滅の刃』を知らない・見ていない・興味がないという人たちに不快感を抱かせる「キメハラ」なるものも取りざたされているようです
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 もっとも『鬼滅の刃』でハラスメントを受けているのは『鬼』ですが(;一_一)


あんまり「あっ それ『〇〇ハラ』」なんて言ってると 言われたおじさんたちが不快感を感じ「『ハラハラ』(ハラスメント・ハラスメント)だ‼」などと主張し始めるかもしれませんよ ( ̄▽ ̄)

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 それ『スマスマ』ね 関係ない人巻き込まないように (-_-メ)



ただここで考えなければならないのは 「ハラスメント」と呼ばれているものの中には 単なる「嫌がらせ」では済まされないものもあり それらの行為を受けている人たちには何らかの救済・予防が必要とされているということです 

何でもかんでも「ハラスメント」としてしまうと 「ハラスメント」が希釈化され価値を低下させる『ハラスメントのインフレ化』を引き起こすことになってしまいます

そもそも「ハラスメント」を乱発するのは 「ネタのないマスコミ」か「仕事のない弁護士」といったところでしょう
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 おっと 言い過ぎたら失礼 (^^;)

このまま『ハラスメントのインフレ化』が進むのであれば 今「ハラスメント」と呼ばれているもので真に保護を求められるものについては 「不快な感情」といった主観的な要件だけではなく 客観的な要件を備えた「ハラスメント」の上位の概念が必要になってくると思います


確かに 日常生活の中から「不快」に感じることすべてなくなれば それはそれでいいのでしょうが・・・ 



ということで 今日はここまで








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